いのちの中にある地球
好きな本がある。
1年以上前に読んだ本なのだが、最近また読み返してみると、読んだ当時以上に心をつかまれてしまった。
「いのちの中にある地球」というタイトルで、著者はカナダの生物学者であり環境運動家のデヴィット・スズキ氏、辻信一氏が訳をしている。
地球を取り巻く「いのちのつながり」について最新の科学知識と先住民の智慧を交えて語られている。現在の地球環境の悪化を危惧する一方、今日から私たちがどうあるべきかというポジティブな未来のためのビジョンをこの本で提示している。
その中で、私たちが生きて行くために必要な元素として空気・水・土・火また生物多様性について触れているのだが、それに続き「愛」また「精神性(スピリチャリティー)」も私たちに必要な聖なる元素として記述されている。
科学者でありながらも先住民のストーリーテラーのようにやわらかく語られているこの本の一文一文が心に染み渡ってきて、温まる。
わずか140ページほどの短い本であるが智慧が凝縮されていて、とても読みやすい本なので、ぜひお時間あるときに読んでいただきたい。
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