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2011年8月に作成された投稿

2011年8月27日 (土)

がんばっちゃ鹿妻


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Bw

先日、4ヶ月ぶりに東北へ行ってきた。

今回は鎌倉とどけ隊として石巻市内の鹿妻(かづま)へ。この地域は海岸に近く津波により多大な被害を被った場所で現在も深い爪痕が残る。

この地域で復興に取り組む方々が「石巻がんばっちゃ鹿妻」というタイトルのもと、地域の夏祭りを開催した。石巻の沿岸部の集落の復興のお手伝いをしている鎌倉とどけ隊もこの夏祭りに協力し、企画や出店に加わった。ポスターには僕のイラストを使っていただいた。

この地域の公園が会場となり、飲食やマッサージ、バンド演奏やスーパーボールすくい、また紙芝居など様々なブースが立ち並び子連れの家族や高齢の方々まで大勢の住民が集い楽しそうな雰囲気だった。

特に子ども達は思いっきり遊びまわっていて祭りを満喫していたよう。

僕は子どもたちを対象としたアートのワークショップを実施し布によるコラージュ画を製作してきた。
色とりどりの布を鳥の羽の形に切って、それを大きな白いキャンバス生地にボンドで貼つけていった。
たくさんの子ども達が参加してくれて1枚のコラージュ作品が出来上がり。

平和の象徴として「ハト」を布で描いた。

津波で被害を受けたこの街、そして大変な思いをした人々の心がいづれ彩りをもって復興していくことをイメージして製作してみた。

祭りの最後には送り火をし津波で亡くなられた方々霊を見送った。
空へと立ち上る煙と共に何かが空へ還って行くようだった。

震災から5ヶ月ほほどが経ったが、この悲劇がもう世間では過去のものとなってしまっていないだろうか?
今、政界では党首争いに必死になる政治家たちの姿があるが、この被災地で毎日必死に生きる方々の姿を思うと何だか複雑な心境になってくる。

「人」を取り残し暴走し続ける政治や経済の行方に不安を感じずにいられない。


祭りの後に訪れた南三陸町のあまりにも有名になってしまったあの建物を前にしあの日に起きた出来事のすざましさを痛感した。


もっと助け合っていかないと。


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