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2011年5月に作成された投稿

2011年5月14日 (土)

東北

Tohoku1

Tohoku2

Tohoku4

少し前になるが東北へ行ってきた。

宮城に住む友人を訪ね、微力ながらそこで自分にできることをやってきた。

宮城県亘理町の災害ボランティアセンターでキャンピングしながら津波の被害を受けた家屋の泥だしなどの作業をし、現地を視察した。

映像では被災地の状況を何百回と見てはいたが、津波の爪痕は想像を超え無残に破壊された町の光景を目の当たりにし言葉を失った。

震災前までそこにあった人々の生活、生態系の営みを想像してみた。

本来ならば大地は新緑に覆われ、春の訪れを喜ぶ季節であったはずなのだが。

海岸近くの被災した小学校の校庭には満開の桜並木がひっそりとたたずんでいた。

家や車などの物が破壊されただけでなく、そこにあった人々の思い出や絆、そして未来までもが津波によって奪われ、いくつもの悲しみの記憶がそこには残されている。

名取市の仙台空港近くの海岸線も同じく大地は泥に覆われ、全く生命の痕跡が感じられない状況であった。

人に自然をコントロールすることはできない。

この状況はそれを立証している。

今まで向こう見ずに開発し、発展してきた私達の生活をこのまま続けるべきなのだろうか?

それよりも目の前の利益のみにとらわれることなく助け合い、生命の安全を最優先し、より自然と調和した生活に転換すべきだと思う。

また、人自らが作り出したモンスターによって、私達が破滅することは絶対に避けなければいけない。

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